二日目。
この日は伊藤先生たちも到着予定。
動画でも紹介しておりますが、面倒を見てくれた
ギョームさんというお弟子さんは、我々の滞在するLavlanetの隣町に住んでおり、
空港への送り迎えも受け持ってくれました、ありがとうございました。
一緒に迎えに行くかどうか、迷ったのですが、
『長旅で疲れてるんだからつれづれは休んでたら?』と、
気を利かせてくれたこともあり、道場で一人ゆっくり待っておりました。
と、言ってもせっかく木人まで備えた道場にいるわけです。
実は昼までみっちりと一人稽古しました。
やはり合宿に来たわけですからね、少し気分も高揚していたのでしょう。
站椿・這・練といった基本稽古を一通りこなし、
なんかようやく落ち着いた感じがしたのを覚えています。
あ、因みに動画で見せた木人ネタはジャッキーチェンの映画ですね。
スパルタンX、小学生の頃に初めて見た時はスゲー興奮したの覚えてます。
当時、木人のやつは何をやっているのかさっぱり分からず、
でも真似はしたいおバカな子供だった私めはテーブルの上にイスを
横に寝かせた状態からアシに向かってとりあえずバシバシやっていたものです、
おバカだったんです、はい。
その後、なお時間が余ったので道場の周りを散歩。
異国の地、全く知らない街です。
方向センスの無い私めは、帰り道に迷わないよう、
極力慎重に歩いていたのですが、結果、横道から逸れた挙句、
見事にどこにいるのか分からなくなり、一瞬慌てたものの、
ひょっと目の前を見たらロータリーに出ていた、という
いつものパターンにハマっていたのでした。
道場のあるこのLavlanetという街はトゥールーズより
さらに南に下った地域に位置し、日本にいるフランス人に尋ねても
『どこだソレ?』と言われるくらい小さなところです。
そんなとこで道に迷うなよ、と言われそうですが、
視線を少し遠くにやると壮大なピレネー山脈が見え、
空気も上手く、歩いているうちに気分が良くなり、
頭がフワリフワリとしてくるんです、ハイ。
とにかく無事に帰宅でき、少し経ったところで伊藤先生たちも到着。
実は私めが出発する当日、つまり伊藤先生は前日だったわけですが、
その時点で『飛行機のチケットってどーやって調べんの??』という
ラインが届いていたのでマジで大丈夫か???とハラハラしていたのですが、
フランスで無事に合流出来た時はまたまたホッとした次第であります。
アラン先生とも再会し、お昼を食べた後、夕方前にベノワ氏が到着。
ベノワ氏はフランス北西部のル・アーブルに住んでおり、
南部のここまではめちゃくちゃ遠い場所です。
トゥールーズまでは飛行機、その後レンタカーを借りて
Lavlanet までやってきたそうです。お疲れさまでした。
日本でもしょっちゅうビデオメールで連絡は取り合っていたとはいえ、
実際に会うのは五年ぶりです。お互い再会を喜びましたね。
動画にある通り、お昼からたくさんご馳走頂き、
ホントに腹がはちきれそうでした。
私めは午後から夕方まで再度、一人で稽古したので、
少しお腹にも余裕が出来てた筈ですが、
伊藤先生たちは結構きつかったんじゃないかと思います。
まあ、美味しいものをたくさん食べれて幸せであります。
二日目はこんな感じでした。まあ、のんびりと過ごせましたね、
『フランスにいるんだなあ』と感慨に耽れた、楽しい一日でした。
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