合宿稽古二日目。最終日ですね。
午前中から基本・対人練習をみっちりこなしました。
心技館名物、伊藤先生お手製の袋竹刀稽古もやりました。
普段から伊藤先生に稽古つけてもらってますから、
持ち手の呼吸とか間合いとかはなんとなくですが慣れております。
ので、結構楽しんでもらえたんじゃないかな、と。
あと午前中には推手も行いました。
参加者の中には武道経験者の方も結構多いのですが、
まだまだ力づく、という感じがしました。
そんな中で動画でもちょこっと紹介している
クリストフさんという古参のお弟子さんは上手でした。
中国拳法をかなりやりこんでいるようで、
他の人とは全く違う感触でしたね。
実はベノワ先生からも
『クリストフは意拳の経験も長い。彼と推手をやってみればいい』
と言われておりました。
前日、昼飯食ってる時にちょっと会話しまして、
『是非お願いします!!』と言っていた次第なのであります。
推手の練習風景も動画で公開しておりますので、
興味ある方はのぞいてみてくださいね。
で、午前中の稽古が終わって時点で
帰らなければいけないお弟子さんも何人かおられました。
クリストフさんもなんかもその一人でした。
遠くから来てますからね。その姿勢に頭が下がりますよ。
昼は近くのイタリア食堂みたいなところに入り、
すげー量のピザを食いました。
ワイワイにぎやかで楽しいお昼だったのですが、
楽し過ぎて時間を忘れ、休憩時間が残り少なくなってしまいました。
少しは休まないとやばい!ということで、道場に戻るのですが、
この時、クロードさんという方が車で送ってくれまして、
稽古が始まるまで駐車場にて、車の中で待っていてもらう、
ということになりました。
『そんなことしてもらったら申し訳ない!』と言ったものの、
『いいから。いいから。大丈夫だから』と、
本当にありがとうございました💦
午後は対人練習がメイン。
攻防のパターンから徐々に自由組手へ。
ベノワ先生としてはもう何パターン重ねたうえで、
というプランがあったようですが、
アラン先生の『ジユウクミテやれ!!』という
一言で段階もすっ飛ばし。
まあ、それほど無茶なことをする方もいなかったので、
安心して行うことはできたと思います。
因みに私めは前日から
『体格も違いすぎるしオレはやんないかんね!!』
と言っていたものの、最後にベノワさんに指名され
胸を借りるはめになりました(;´Д`)
あのね、めちゃめちゃ軽くやってもらいましたけど、
もう根本的なパワーっていうのが全然違いますよ。
ローキックを軽く、ホントに軽く、チョコン!と
蹴られただけで骨まで響く衝撃でした。
日本にも手加減できない三流空手家とか
マスでも強く蹴ってくるやついますよね。
痛いは痛いけど『思いっきりでその程度か、しかもこの体格差で』
くらいにしか思わないですけど、そんなのとはレベルが違います。
ちょっと図体があるくらいで『フィジカルが強い』なんて
勘違いしているうちは外国人との差は開く一方ですよ。
どんな種目でも一流のアスリートはその辺、
きちんと意識していると思います。少し考えた方が良いですよ。
そんなこんなでしたが、無事に大きな怪我無く、稽古は終了。
動画でお見せしている修了証ですが、あれはベノワさんが発案したものです。
稽古会に参加し、楽しく共有した証としてとても良い思い出になります。
私めも大事にとってありますよ。
夜、大半の参加者とはここでお別れ。
たった二日間でしたが、本当に本当に楽しい時間でした。
イタリアから来たアントニオさん(だっけ?)とは、
『マイフレンド!!』とハグしながら挨拶しましたよ。
さすが、外国って感じでした😅
湿っぽい雰囲気は全然無かったんですが、
ベノワさんとのお別れの時はちょっとしんみり来ました。
本当に真面目で誠実な方でしてね、動画でも見てください。
伊藤先生が握手しようと手を差しのべると、
まず先に必ず頭を下げられるんですよね。
『それが礼だ!イトウ先生はフレンドリーな方だけど、
それに甘えて、最低限の礼儀を忘れちゃダメだ!!』
と、稽古の最中にも参加者に向かって呼びかけておりました。
初めてお会いしてから既に六年が経過。
数年に一度しか一緒に稽古できないのが現実ですが、
それでも我々の間には絆みたいなものを感じますよ。
『また会いましょう!本当にありがとうございました!!』
そう言って、道場の前で別れましたね。
これにて主目的であった合宿稽古は終了。
ホッとした同時に、寂しくもなりましたね。
滞在も残り一日となり、眠りについたのでありました。
5日目 合宿稽古二日目午前
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